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塩素ガス、塩素化イソシアヌル酸、さらし粉、次亜塩素酸ナトリウムがあります。
それぞれの特長は下表の通りです。
| 消毒剤の種類 | 形状 | 有効塩素(%) |
|---|---|---|
| 塩素ガス | 気体 | 100 |
| 塩素化イソシアヌル酸 | 固体 | 55・63・85・90 |
| さらし粉 | 固体 | 50~70 |
| 次亜塩素酸ナトリウム | 液体 | 6~12 |
mg/L(ppm)とは、Parts Per Million(100万分の1)の略で、微量成分の含量を表すときに用います。ある物質100万(g)中に、特定の成分が何(g)含まれているかということで、残留塩素1mg/Lとは水1m3に塩素が1gあることを意味します。
この残留塩素の測定は、DPD法で行います。プール水中の残留塩素と反応してピンク色に発色します。
塩素で消毒したプール水に残っている消毒効果のある塩素のことを「残留塩素」と言います。通常、塩素剤が水に溶けると次亜塩素酸(HOCI)を発生します。これを「遊離残留塩素」といい、強い殺菌効果があります。遊離残留塩素は、プール水中で汗や尿中の尿素が加水分解されて発生するアンモニアと結合してクロラミンを生成します。これを「結合残留塩素」といい、殺菌作用は極めて弱くなります。遊泳者が目や鼻、肌への刺激を感じる主原因となるものです。
「総残留塩素」とは、遊離残留塩素と結合残留塩素の含量をいいます。
天候によって異なりますが、晴れているときは紫外線によって消耗が激しくなります。通常、1時間に0.6~1.2mg/L程度が分解消失しますが、ネオクロールは1時間で0.2~0.4mg/L程度と分解消失が少なくてすみます。
屋外プールは24~25℃が適温です。室内プールは29~30℃で管理されています。
濁度(だくど)とは、水のにごりの程度を数値で表したものです。精製水1Lの中に1mgのカオリンという白陶土を含んだときの濁りを「濁度1度」または「濁度1mg/L」と言います。プールの基準である「濁度2度以下」とは、「水中で3m離れた位置からプール壁面がはっきりと見える程度に保たれている状態」とされています。
塩素安定剤A-30を使用したとき、その量が適正かどうかはメラミン試薬で測定してください。25~30mg/Lが良好です。
15~30秒で殺菌するのに必要な遊離塩素量は下表の通りです。
| 0.1mg/Lで死滅 | チフス菌、パラチフス菌、赤痢菌、淋菌、コレラ菌、ブドウ球菌 |
|---|---|
| 0.15mg/Lで死滅 | ジフテリア菌、脳せきずい膜炎菌 |
| 0.2mg/Lで死滅 | 肺炎双球菌 |
| 0.25mg/Lで死滅 | 大腸菌、溶血性連鎖状菌 |
| 0.4mg/L以上保持 | アデノウィルスの感染の問題はほとんどありません。 |
消毒剤の種類によって違いがあります。
| ネオクロール(顆粒・錠剤) | 高度サラシ粉(顆粒剤・錠剤) | 次亜塩素酸ナトリウム(液体) |
|---|---|---|
| 1時間に0.2mg/L消耗し、長時間にわたって遊離残留塩素0.4mg/Lの管理ができます。塩素安定剤A-30を併用すれば、さらに効果が高まります。 | 日光(紫外線)によって1時間に1mg/L以上消耗します。遊離残留塩素0.4mg/Lを維持するためには100m3当たり1kg以上の薬剤が必要です。 | 日光(紫外線)によって1時間に1mg/L以上消耗します。遊離残留塩素0.4mg/Lを維持するためには多量の薬剤を使用する必要があります。 |
塩素殺菌・消毒による水質管理を行っていても、遊泳人数が多くなると汗や尿などによって水中にアンモニア分が多くなって水質が悪くなることがあります。汗や尿のアンモニアと塩素が結合して目に刺激を感じるなどがそうです。
目痛の原因は、水中の塩素が多すぎるからだと思われがちですが、実は、水中の塩素不足が原因です。こんな時には、一時的に塩素濃度を高くしてアンモニアを分解させる必要があります。この処理を、「スーパークロリネーション」といいます。
スーパークロリネーション剤ネオクロールフレッシュを使用することで、水質を改善することができます
プール本体の総水量が1日に入れ替わる回数をターン数といいます。300m3プールで、1日に300m3の水が入れ替わるのであれば、1ターンです。
学校プールの場合、1日に4ターン以上必要だと言われていて、ターン数が増えると水中に浮遊している懸濁(けんだく)物質の除去率が高くなります。
| ターン数(回) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 懸濁物質除去率(%) | 65 | 88 | 96 | 98 | 99 |
●pHが低くなった場合(酸性)
1日の補給水量を、プール水量の5~20%にして中和してください。
| (例) | 300m3プールの場合は、15~60m3/日の補給水が必要です。 プール水量の5%以上を補給してもpHが酸性の場合は、ペーハープラスで調整してください。 |
| (例) | pH6をpH7に調整するには、100m3のプール水につきペーハープラスを2.2kg、遊泳終了後にバケツ等で水に溶かしてプールに散布してください。(下記グラフ参照) |


●pHが高くなった場合(アルカリ性)
1日の補給水量を、プール水の5~20%にしてください。
| (例) | 300m3プールの場合は、15~60m3/日の補給水が必要です。 補給水が事情によって5%以下の場合は、ペーハーマイナスで調整してください。 pH8をpH7に調整するには、100m3のプール水つきペーハーマイナスを1.5kg、遊泳終了後にバケツ等で水に溶かして散布してください。(下記グラフ参照) |

気温が高くなれば残留塩素の消耗が多くなります。残留塩素の測定は1時間毎に実施しますが、水温が30℃を超える場合には、特に気をつけてチェックする必要があります。
厚生労働省の基準によって、プールの水質基準はpH5.8~8.6とされています。中性(pH7)より高いほど(アルカリ性)殺菌力が弱くなり、低いほど(酸性)殺菌力が強くなります。


原因は2つ考えられます。pHの異常と水の汚れです。原因によって次のような対応をしてください。
●pH異常による場合
プールが酸性の場合にはペーハープラス、アルカリ性の場合はペーハーマイナスで中和し、pHを中性(7.0)付近にしてください。⇒ pH変動時の対応
●水が汚れている場合
水質を改善するために、ネオクロールフレッシュによってスーパークロリネーションを行ってください。
→A.21参照未指示
また、濁りがひどい場合には一部換水し、ろ過を充分に行ってプール水中の浮遊物を取り除いてください。
pHがアルカリ性に移行していることが考えられます。pHを中性付近に調整してください。
●pHが高くなった場合(アルカリ性)
1日の補給水量を、プール水の5~20%にしてください。
| (例) | 300m3プールの場合は、15~60m3/日の補給水が必要です。 補給水が事情によって5%以下の場合は、ペーハーマイナスで調整してください。 pH8をpH7に調整するには、100m3のプール水つきペーハーマイナスを1.5kg、遊泳終了後にバケツ等で水に溶かして散布してください。(下記グラフ参照) |



原因としては、次のようなことが考えられます。
スーパークロリネーションを行ってください。
プール水100m3に対し2kg(2袋)のネオクロールフレッシュを遊泳終了後投入し、ろ過機をフル回転させます。このとき、pHを7.0~7.5に調整してください。翌朝、遊離残留塩素が高い場合には、脱塩素剤クロルイーターを投入するか水を補給してください。
※クロルイーターの使用例
使用比 塩素:クロルイーター=1:2
| (例) | 残留塩素を5mg/L下げる場合(プール水量300m3として) 300m3×5mg/L=1,500g(塩素量) ⇒ 3kgのクロルイーターが必要です。 |
プール病とは、咽頭結膜熱と流行性角結膜炎などをいいます。咽頭結膜熱は、一般にプール熱と呼ばれ、アデノウィルス3型と7型によって起こることが多く、風邪と同じように38~39℃の熱が出て目が充血し、咽頭が赤くはれて痛みを伴います。流行性角結膜炎は、アデノウィルス8型で起こりますが、まれに3型や7型でも起こります。ビロード状に赤い充血が特徴です。
活性塩素による殺菌・消毒不足が原因で発生するもので、常時0.4mg/L以上の残留塩素を保持すれば、感染の問題はほとんどありません。
薬剤を直接投与したことによって、塗装面と薬剤が長時間直接接触したことが原因として考えられます。できるだけ均一に薬剤を散布してください。
カラフルなプールおよび塩ビシートなどを使用したプールについては、塩素自動供給機ネオ・クロリネーター、または速溶性のネオクロール・ニュー・S、ネオクロールT-20Sのご使用をおすすめします。
カラフルなプールでのご使用上の注意
このマーク(現状サイト質問20の回答参照)が入っている殺菌・消毒剤は、プール本体の色彩を脱色させる恐れがありますので、カラフルなプールへの直接投与は避けてください。そのようなプールには塩素自動供給機ネオ・クロリネーターを使用するか、ネオクロール・ニュー・SまたはネオクロールT-20Sをご使用ください。
「取扱い注意」の項目をよくお読みの上ご使用ください。
変色の色によって原因と対策は違います。
●緑色になった場合
●茶褐色になった場合
●白濁した場合
油(サンオイル)を使っている人はいませんか。すぐに止めてもらってください。また、水が古くなると身体から出る油でよごれることがあります。水をオーバーフローさせてください。
発藻の原因としては、次のようなことが考えられます。
発藻の影響としては、次のようなことが考えられます。
日常の塩素管理を十分行えば、藻の発生はほとんどありません。(0.4~1.0mg/Lの残留塩素を保持してください。)雨が降った後などは塩素を多く投入し、残留塩素を確実に持続させてください。
藻の発生防止と殺藻には、アクアクリーンGを使用してください。
●藻の予防
プール使用期間中、週1回(特に降雨の時はその都度)、遊泳が終った後の夕方などに、水100m3に対しアクアクリーンGを500~600g投入してください。藻の発生を予防し、水質もよくなります。
●除藻
藻が発生した場合は遊泳を一時やめ、ろ過機を停止した後、プール水100m3に対してアクアクリーンGを約2kg投入してください。翌日、水を補給しながらろ過機を運転してください。
●シーズン前(水抜き前)の殺藻
プール掃除の7日前にプールを満水にして、プール水100m3に対してアクアクリーンGを4kg投入し、排水しながらブラッシングしてください。
●排水時の注意
残留塩素濃度を0.4mg/L以下に調整してください。残留塩素を1mg/L下げるために必要な脱塩素剤クロルイーターの量は、プール水100m3に対して200gです。必要量をあらかじめバケツで溶解し、できるだけ均一に投入してください。
pHを測定してください。アルカリ性になっていませんか?アルカリ性になっている場合は、ペーハーマイナスで調整してください。
藻が原因となっている場合が多いです。“水の色”や“ぬるぬるしていないか”等について確認した後、藻を取り除いてください。藻が原因でない場合には、水が古くなっていることが考えられますので、過マンガン酸カリ消費量をチェックしてください。水が古くなっている場合は、一部換水してください。
足腰洗槽は50~100mg/Lと高濃度な塩素水です。そのまま放流すると、水田や魚貝に対して薬害のもとになります。必ず、脱塩素剤クロルイーターで中和してから排水してください。
プールサイドや底面がザラザラしていませんか?塗料を塗るなどの処理を施し、表面をなめらかにしてください。
硫酸バンドは、砂式ろ過機で凝集剤として使用します。ソーダ灰(ペーハープラス)と併用してください。その使用比率は、硫酸バンド:ソーダ灰(ペーハープラス)=2:1です。
なお、硫酸バンドの使用量はプール水量に対して4~8mg/Lが望ましいとされています。
※(使用例)300m3プールの場合
※(参考)凝集剤の種類
食品添加物と殺菌消毒剤とは、使用目的が全く異なります。プールの殺菌消毒を目的とする場合は、医薬品の許可を受けた殺菌消毒剤を使用するのが正しく安全です。
ネオクロールの場合は、未開封であればひと夏経過しても薬効は変わりませんので捨てる必要はありません。
有機化成品営業部
東京 Tel.043-296-1665
大阪 Tel.06-6380-4112
電話受付時間:9:00~17:45(土日・祝日・その他会社の休日を除く)