水資源
水資源
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水に対する考え
当社はタフエースなど水を含む製品、また、塩素化イソシアヌル酸など水と関係性の深い製品を製造しております。更には、製造工程の洗浄や装置の冷却水等として水を使用しています。適切な水質の水を十分量確保することは、当社の事業継続に重要です。
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取り組み
事業活動における水へのアクセスの重要性を鑑み、水に関する法規制を遵守し、工場での取水及び排水の管理を徹底しております。引き続き、水の使用効率の改善等、水資源の保全に取り組んでいきます。
塩素が持つ強力な酸化・漂白・洗浄力を生かして、業務用・家庭用のサニタリー分野や、バラスト水 (船底に積む重石として用いられる海水)処理、飲料水用途、各種施設での衛生管理用途など様々な分野における水資源の確保に向けて貢献していきます。 -
水リスク分析について
当社グループにおける水の利用・排出等に関するリスクを把握するため、当社グループの製造施設が所在する地域の潜在的な水関連リスク評価として、World Research Institute(WRI) の AQUEDUCT(https://www.wri.org/aqueduct)を用いて評価を実施しました。
その結果、水ストレス「高」以上に相当する地域からの取水割合は0%でした。ただし、万が一を想定し、リスク分散のため複数の取水先(地下水、水道水、工業用水)を使用しています。また、過去に水不足により生産調整に至ったことはなく、財務または戦略面で水リスクによる実質的な影響までには至らないと考えています。 -
指標と目標
水使用量の削減
(化学品3工場・生産量原単位)2025年 2029年 3%減
(2020年度比)5%減
(2020年度比) -
CDP*からの評価
当社は、CDPの2024年水リスクの調査において、水リスクへの取り組みやその情報開示に対し、8段階評価において上位から2段階目のA-スコアを獲得しました。
当社の現時点での評価である「A-」スコアは「リーダーシップレベル」とされ、「環境リスクをどのように解決できるか考え、⾏動している」と評価されたことを示しております。*CDP:英国を拠点とし、気候変動などの環境分野に取り組む非政府組織。世界の主要な企業・都市等に対して、気候変動対策、水資源保護、森林保護などの取り組みについて情報開示を求め、企業や都市等が回答したデータを分析し、8 段階(A、A-、B、B-、C、C-、D、D-)のスコアで評価しています。
*「CDP」は元々「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(Carbon Disclosure Project)」という名称でしたが、炭素(カーボン)以外にも水セキュリティ、フォレストも対象になったことから「CDP」が正式名称となっています。 CDP グローバルサイト:https://www.cdp.net/ja CDP Worldwide-Japan サイト:https://japan.cdp.net/